採集帖

本を読みながら考えたこと、など。

8月21日(金)晴れ

朝から仕事。
昼に上がり、地面からの照り返しにおびえながら駅まで。全く暑い。某所の古本市に行こうかと思うも、どうも足がそちら側に向かわず。反対方向の電車に乗り込み、世界堂アンデルセン、紀ノ国屋に立ち寄り帰宅。ロフトにも用があったけど、なんだか行けない。遅い昼ごはんは、紀ノ国屋のエビカツサンド(ちいさくて、とても上品)とよつばミルクコーヒー。

読んでいた本はこちら。

どうして、もっと怒らないの?:生きづらい「いま」を生き延びる術は障害者運動が教えてくれる

『どうして、もっと怒らないの? 生きづらい「いま」を生き延びる術は障害者運動が教えてくれる』荒井裕樹(現代書館)。
怒らないで生きてきちゃった自分。結構最近までいわゆる“人権”てものを全く意識してなかったし、例えば何か、カチンとくるようなことを言われても「それは違うー!」と自己主張するのにためらいがあった。この本は、違うことは違うとはっきり主張して自由を勝ち取ってきた方たちの記録だ。対談集なので、より理解しやすい。

本を読みながら、昼寝ならぬ夕寝。よく寝た。スッキリ。
夕ごはんは冷やし中華。きゅうりもトマトもいっぱいあるので、消費するにはちょうどいいメニュー(おまけに大好物)。

夜、ここまで人と会わない時ってなかったなーと思う。自分にとって、人と会って喋ってごはんを食べる時間はかなり重要だった。だから会いたい気持ちはあるんだけど、いざとなると躊躇する気持ちが先に立つ。わたしってやつは、しゃべらなきゃしゃべらないで大丈夫だったりもするのだ。あー、コロナ前の世界に戻ってほしいけど、そうもいかないんだろうなということもどこかでわかっている。
だから、本に頼ってしまうんだろうな。本ひとつでどんな世界にも行けるし、そこで考えている分には世間とは分離されているから。