8月3日(月)晴れ
1日仕事。
公園からは、けたたましく蝉の声が聞こえてくる。夏なんだな。小学生もいよいよ夏休みに入ったようだ(いいなあ)。
明日と明後日は休みなので、どこかのタイミングで図書館に行こうとささやかに考えていた。コロナ以来、行くところは本当に限定されてしまった。少し遠くまで足をのばしたいと思う気持ちはあるけれど、こんな状況の中、なかなか実行に移す気にならない。
そんなわけで「気持ちだけでもアウトドア!」と、休憩中に読んでいたのはこの本。
『アーバン・アウトドア・ライフ』芦澤一洋(中公文庫)。
原著は1984年に刊行されたもの。著者*1の自然へのまなざしが優しくて好きだ。同じ著者のこの本もいつか欲しいなー(笑)。
アウトドア、自分はファッションへの憧れが80%、活動への憧れ20%って感じだから、ナチュラリストにとってはたぶん(いや、かなり)邪道だけども。
芦澤氏については、こちらのリンク↑がわかりやすい。
帰りに寄ったドラッグストアでは、4歳くらいの男の子が泣きわめいていて苦しくなる。欲しかったお菓子を買ってもらえなかった様子。どんどん泣く声が大きくなり、お母さんは例にもれず怒っている。こういう時、男の子の気持ちになってしまうのは過敏体質だからなのか(みんなは、そうならないの?)。逃げるように立ち去る自分。ああー、育児って大変だった(と、自分を振り返る)。
でもさ、男の子はお母さんに自分のことを受け入れられてないと感じたから泣いていたのだ。お菓子を買ってもらえなかったから、だけじゃない。そのことが、毎日戦争のお母さんにはわからないだろう…信頼できるひとにそう言ってもらえるまでは。などと、つらつらと考える。
家に帰り着いて、オールフリーを呑みながら夕ごはんを作る。暑いわ、そしてなぜか足が痛いわで、料理が出来上がる頃にはげんなりした気持ちに。こうなると、ごはんはどうでもよくなってしまう(家族には食べてもらうけど)。家事が終わってからぼんやりしてたら、机に突っ伏して寝ていた。そうだった、暑いと極端に体力がなくなるのを忘れていた…。小さい頃から夏は苦手。これから暑い日々が続くと思うとシュンとなる。夏ならではの楽しみを見つけたいところ。はてさて。
*1:1938〜96、享年58。日本のアウトドア文化の先導者的存在。