採集帖

本を読みながら考えたこと、など。

政治学者・栗原康さんがぶっとんでいる。

朝、ネットで見つけたこの記事↓ に目が釘付けに。
courrier.jp

このひとの文章、他の誰とも違っていて、そこが好きだ。
見るからにひらがなが多く、やわらか〜い印象。学者としてはめずらしいだろう。が、使っている言葉は単純なのに、言ってることは過激なんである。
伊藤野枝…興味が湧いた。

少し前に友人から借りた本↓ でたまたま知った栗原先生。

はたらかないで、たらふく食べたい

はたらかないで、たらふく食べたい

 

こちら、タイトルからして、なんとも挑発的である(笑)。
まぁ一緒に住んだら、心底げっそりするであろうひとだけれど*1、本で持論を眺めている分には相当魅力的に映るひとだ。

プライベートを切り崩しての展開は、読み物として面白い。
いわゆる“正しさ”や“まっとう”を人生の基盤にしてるひとには「ケッ、何言っちゃってんの!」としか思えないかもしれないが、そこに息苦しさを感じている自分のようなひとは、「アッハッハ〜!」と豪快に笑いたくなるはずだ。読後感がはんぱなく良いの(笑)。

こんな先生がいてくれてうれしいし、出会えてよかった。
これから、著作を少しずつ読んでいきたい。

*1:婚約を解消したという彼女とのいきさつなど、興味あるひとはぜひとも読まれたし!