採集帖

本を読みながら考えたこと、など。

8月7日(金)曇り

朝から夫に「すごい太ったね、大丈夫?」と心配されるなど。うるさい、太ってるのは昔からだ(人生において、痩せている時期は皆無)。今さらのように言わないでほしい。
とはいえ、昨今の脇のムチムチ感とか、腹部のタプタプ感とか、臀部のどっしり感に気づいてない訳じゃない。降り積もる雪のように、毎日少〜しずつついてくる脂肪の層が現在の様相を作ったのねん。まあ更年期太りってやつでしょうか。
現実を直視しろと言われたようで「すごい太ったね」という言葉が、ずっと頭の中をリフレインしていた。

暑いとうなりながら、図書館へ行く。
以下が借りた本。

異人たちとの夏 (新潮文庫)

異人たちとの夏山田太一新潮文庫)。映像では見たことあるけど、確か小説は読んだことないなーと思って。かなり昔、お父さん役の片岡鶴太郎と息子役の風間杜夫のやりとりに号泣した記憶があるのだ(映画版をテレビで放送していたような気がする)。「これぞファンタジー!」と思ったのも覚えている(ちなみに自分、小説はあまり読まない)。
山田太一は好きな脚本家。自分が小さい頃に放送された“男たちの旅路”、再放送を見逃して後悔した“岸辺のアルバム”あたりを見たいものよ。

画像が出ない。『東京人』2019年12月号 特集は「偏愛文具 手書きを味わう」。文具が好き、直筆のノートや手帳も大好きなので、こういう特集には弱い。高山なおみさんのアーティストノート、“珈琲専門店エース”(のりトーストが有名。食べてみたい!)の清水英勝さんの書くメニューに目が釘付け。

『多摩のあゆみ』第174号 特集は「用水と暮らし」。こちらも借りた。

以下は、気になって借りなかったもの。メモ。

東京 しるしのある風景

東京 しるしのある風景

 

風景印…スタンプと散歩と収集のドッキング。あとは、どの切手に風景印を合わせるかという愉しみもあり、なんというか、ちょっと余裕のある(?)大人の道楽だと思う。やりたいんだよなあ。しかし、自分の根本に収集癖があるのをわかっているので「こりゃ大変なことになる」と思ってしまい(それも過剰に…)、いつまでも踏み出すことができない。

潮目の予兆――日記2013・4-2015・3

潮目の予兆――日記2013・4-2015・3

  • 作者:原 武史
  • 発売日: 2015/08/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)で知った原 武史。こんな日記も書かれていたのね。なんと言ってもまず、タイトルがいいなあ。

思うように移動ができないので、この頃、ますます紀行文に惹かれてしまう。東京するめクラブの3人(村上春樹都築響一吉本由美)で熊本を旅する章が読みたくなった。

夕方から仕事。気持ちがブルーというか、ロウ。なぜか、不安な気持ちがぬぐえない。が、何事もなく無事に終わる。
自分のこころの根っこにあるものとは。夜、読み終わったかなわないを傍らに、ぼーっとする。