採集帖

本を読みながら考えたこと、など。

7月29日(水)雨

仕事は休み。水曜日はあえて休みにしているこの頃。意識して“休む”ために、そうしている。仕事はシフト制で、日によって朝番だったり中番だったり遅番だったりと、いつも決まった時間に働くわけではないので、週の真ん中に一息ついた方がいいのかもと思ったのがきっかけ。
今のところ、このリズムがいい気がしている。

あんぱん ジャムパン クリームパン——女三人モヤモヤ日記 読了。この本は荻窪の書店Titleのツイッターで知った。自分と歳の近い女性3人(青山ゆみこ・牟田都子・村井理子)がコロナ禍の中で交わす往復書簡。「これは!」と思ってすぐにポチったが、このタイミングで読めてよかった。今聞きたい本音の声が詰まっていた。

ツイッターで見かけた本が気になり、地元の図書館にあるかもと検索したらあったので、午後、散歩がてら図書館へ足を運ぶ。

年月を経ても不思議と古く感じられない、花森安治の絵。

美しいものを (花森安治のちいさな絵と言葉集)
『美しいものを』花森安治暮しの手帖社

いつ見てもキュンとする手書きなのだ。
どうしてこういう絵が描けるんだろうなあ〜と、3年前、世田谷美術館花森安治展を見に行った時にも感じ入ったのを思い出す。
挿絵だけでなく、

個性とは欠点の魅力である。

なんていう力強い言葉も散りばめられた、宝石箱のような素敵な本。手に入れたくなってきた(笑)。

他に目に留まったのは、

今和次郎 採集講義

『今 和次郎 採集講義』(青幻舎)。
この本の存在を知らなかったが、2011〜2012年に行われた展示↓の本だそう(こういう発見があるから、図書館や本屋にふらりと行くのはやめられない)


去年見たこちら↓の展示から知った、今 和次郎。

この展示に行くまで「考現学」という試みがあることさえ知らなかったが、展示で最も気になったのが、関東大震災直後の東京の風俗の急激な変化に興味を持った吉田と吉田の師である今が街並みや人々の生活様式などを念入りに記録したスケッチだったのだ。それからずっと、今 和次郎は気になる人だ。
この本↓は買いたいと思っている(平凡社のスタンダードブックスのシリーズは、どれも本当に素敵!)。

今和次郎 思い出の品の整理学 (STANDARD BOOKS)

今和次郎 思い出の品の整理学 (STANDARD BOOKS)

 

こうして本を並べてみると、なんだろう、今日は手書きに惹かれる日、だったのかもしれない。

さて、これからブログをどんどん書いていこうと思うが、時間配分がうまくできないのが悩みなんだなあ。ずっとアウトプットの必要性を感じているので、今はとにかく「出す」ことに注力したい気持ち。

ここまで書くのにも1時間くらいかかった。慣れて、スラスラと、書きたいことが書ける日が来ることを夢見て。