採集帖

本を読みながら考えたこと、など。

ピエール・プロブスト作 カロリーヌシリーズについての追憶

昭和40年代から50年代に少女時代を送ったひとなら知ってるひとも多いと思う。フランスの絵本・カロリーヌシリーズ。
主人公の女の子・カロリーヌとゆかいな8匹の仲間たちが繰り広げる、楽しいお話の数々。
実物は実家に置いてあるので、↓ でご紹介。

 

カロリーヌのせかいのたび (オールカラー版世界の童話 23)

カロリーヌのせかいのたび (オールカラー版世界の童話 23)

 

 

カロリーヌとおともだち (オールカラー版世界の童話 12)

カロリーヌとおともだち (オールカラー版世界の童話 12)

 

 

カロリーヌのつきりょこう (オールカラー版世界の童話 19)

カロリーヌのつきりょこう (オールカラー版世界の童話 19)

 

 

見るからに洒脱な色彩、洗練されたイラスト!これに魅せられないこどもは、まずいないであろう(笑)。
中でも、世界を旅するという本(1番上のもの)が好きだったなー。当時のこどもは、こういった絵本から外国の文化を知ったのだ。
オランダのチーズがボールのように丸いこと。ピサの斜塔、こんなに斜めになっても建っている塔があるんだね。カナダのメイプルシロップは、凍らせて食べるのがおいしそう…なんて。

どのページも動物たちの表情やしぐさが人間のように描かれていて、それが見たくて何度もページをめくったものだ。カロリーヌちゃんのおしゃれな服装も!
そして、いつか自分もカロリーヌちゃんになれると思っていた(笑)。

今でもひっそり大好きなのだけど、最近知り合った友人も実はカロリーヌ好きだと発覚、先日、キャッキャとカロリーヌトークをしてきた(笑)。友人曰く「カロリーヌが好きだって話をしたの、家族以外で初めてかも」。
いや〜、大人になるのもわるくないね!

画像↓ は、最近、古本まつりで手に入れたもの。
(近年の作は、BL出版からいろんなお話が出ている。)

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1月に亡くなったねこは、このカロリーヌシリーズに出てくるねこの名前からとった“プフ”という名前だった(白ねこじゃなかったけどw)ので、「これは買うしかなーい!」と思ったのだ。
そういえば、兄の友人の家の犬は、このシリーズからとった“ユピー”という名前だったなあ。なつかしい。